文字列は、hello, world や albatross のような一連の文字です。Swfit の文字列は String 型で表現されます。String の内容には、Character 値のコレクションとする方法を含め、さまざまな方法でアクセスすることができます。

Swift の String 型と Character 型は、コードでテキストを扱うための、高速で、Unicode に準拠した方法を提供しています。文字列を生成、操作するためのシンタックスは、C の文字列リテラルに類似していて、軽量で、かつ読みやすいシンタックスです。文字列結合は、+ 演算子で 2 つの文字列を結合するだけです。文字列の可変性は、Swift での他の値と同様に、定数とするか変数とするかの選択によります。また、定数や変数、リテラル、式を長い文字列に挿入する文字列補間 (interpolation) でも、文字列を使うことができます。これにより、表示や保存、出力用の文字列を生成することが容易になります。

シンタックスがシンプルであるにもかかわらず、Swift の String 型は高速で、モダンな文字列実装となっています。すべての文字列は、独立した Unicode 文字で構成され、いくつかの Unicode 表現でそれらの文字にアクセスすることをサポートしています。

NOTE

Swift の String 型は、Foundation の NSString クラスとつながっています。Cocoa の Foundation フレームワークを利用している場合には、AnyObject で説明されているように、String 値を NSString 型にキャストして NSString の API を呼び出すことができます。また、NSString のインスタンスを必要とする API に String 値を使うこともできます。

Foundation と Cocoa での String の使用についての詳細は、『Using Swift with Cocoa and Objective-C』を確認してください。

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