Integers は、42 や -23 のような、小数部を持たない整数です。正・ゼロ・負の signed(符号付き)か、または正・ゼロの unsigned(符号無し)かになります。

Swift には、8、16、32、64 ビットの符号付きおよび符号無しの整数があります。これらの整数は、C と同じようなネーミング規約に従っており、8 ビットの符号無し整数は UInt8 型、32 ビットの符号付き整数は Int32 型となります。Swift での他の型と同じように、これら整数の型名は大文字で始まります。

整数の範囲

min および max プロパティで、各整数型の最小値と最大値にアクセスすることができます。

let minValue = UInt8.min  // minValue は 0 と等しく、UInt8 型です
let maxValue = UInt8.max  // maxValue は 255 と等しく、UInt8 型です

これらのプロパティの値は適切なサイズ(この例では UInt8)の数値型となります。

Int

ほとんどのケースで、コードで使う整数のサイズを指定する必要はありません。Swift には整数型 Int があり、プラットフォームのワードサイズと同じサイズとなります。

  • 32 ビットプラットフォームでは、Int は Int32 と同じサイズになります。
  • 64 ビットプラットフォームでは、Int は Int64 と同じサイズになります。

整数に特定のサイズを指定する必要が無い場合、コードの整数値には常に Int を使います。これにより、コードに一貫性と互換性をもたらします。32 ビットプラットフォームでも、Int は -2,147,483,648 から 2,147,483,647 までの値を保存することができ、整数を利用する多くのケースにおいて十分な大きさです。

UInt

Swift には符号無しの整数型である UInt もあり、プラットフォームのワードサイズと同じサイズとなります。

  • 32 ビットプラットフォームでは、UInt は UInt32と同じサイズになります。
  • 64 ビットプラットフォームでは、UInt は UInt64と同じサイズになります。
NOTE
プラットフォームのワードサイズと同じサイズの符号無し整数型が必要な場合に限って UInt を使用します。このケースでなければ、負の値ではないとわかっているときでも、Int を利用するようにします。一貫して整数値に Intを利用することで、Type Safety and Type Inference で説明されているように、コードに互換性をもたらし、別の数値型に変換する必要がなく、推論される整数型に適合します。

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